ブラジルの国民的人気漫画「モニカと仲間たち」の作者マウリシオ・ジ・ソウザさん(81)、Mauricio de Sousa Productions提供=が、日本で学ぶ日系人らの児童生徒のためにキャラクター入りの学習用スタンプを50セット製作し、17日、1171人のブラジル人が住む湖南市の谷口茂雄教育長に20セットが贈られた。

市内の全13小中学校などに届けられ、残る30セットはブラジル大使館(東京)や国内のブラジル人学校などにも贈られる予定。
スタンプは元々、同市立日枝(ひえ)中学校で日本語教室を担当する青木義道教諭(38)が考案。保護者への配布物のうち、特に見てほしい配布物に「Importante! 重要」などポルトガル語付きのスタンプを押して効果を上げている。
毎日新聞の記事(昨年11月16日付「ひと」)で知ったソウザさんは触発され、「PARABENS! がんばったね!」など同様のスタンプを4種作製。本国では「サザエさん」のような存在のモニカをはじめ、愛らしいキャラクターを描いた。
この日はソウザプロダクションの日本担当、沖野リカルドさん(41)らがスタンプを届けた。「先生方が保護者や子供たちとコミュニケーションが頻繁にとれるよう考えました」というソウザさんのメッセージが披露された。谷口教育長は「青木教諭の小さな工夫が大きな交流になったのはありがたい」と感謝。受け取った青木教諭はブラジル出身の生徒らに紹介し、「スタンプを押される度に応援のメッセージを感じて頑張ってほしい」と興奮気味に話した。
ソウザさんは昨年末にも自著270冊を同中に寄贈している。【大澤重人】